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ビートパルプとは

ビートパルプとは、本来は食物繊維と糖分を含んでいる甜菜(サトウダイコンとも呼ばれる)という、日本では北海道でしか生産されていない植物から、糖分を抽出したあとに残った副産物を乾燥させてペレット状にしたものを意味しています。

 

また、少し意味合いが違ってしまいますが、簡単に説明するならば「ビート⇒甜菜(てんさい)」と「パルプ⇒食物繊維」というニュアンスから、つまりは「甜菜から作られた食物繊維」ということです。

 

このビートパルプには、実に多くの有用な食物繊維などが含まれていることから、ペットフードの繊維質成分として配合されているだけでなく、乳牛用の肥料や人間が摂取する食べ物の中にも配合されているケースもあるほど、近年ではとても幅広く活用されています。

 

ただし、ドッグフードやキャットフードなどに使用されているビートパルプと、人間や牛の肥料に使用されるビートパルプでは、大きな違いがあります。

 

その大きな違いとは、「ビートパルプの製造工程と完成度」にあります。

 

まず、ビートパルプには次のような2通りの製法がありますので、簡単に説明していきましょう。

 

1.キャット(ドッグ)フード用や牛用のビートパルプの製造方法

 

「甜菜の糖分を温水で溶かす」⇒「硫酸カルシウムを使用して糖分を圧搾により抽出」⇒「脱水」⇒「乾燥」⇒「成形」という工程で完成。

 

2.人間用のビートパルプ(ビートファイバー)の製造方法

 

「甜菜の糖分を温水で溶かす」⇒「硫酸カルシウムを使用せずに糖分を圧搾により抽出」⇒「脱水」⇒「乾燥」⇒「洗浄」⇒「乾燥」⇒「粉末形成」という工程で完成。

 

 

つまり、キャット(ドッグ)フード用と人間用のビートパルプの大きな違いは、その製造工程と完成度であって、特に人間用のビートパルプの方は圧搾、抽出時に使用される“硫酸カルシウム”を使用していないため、そのグレードが全般的に高いのです。

 

ちなみに人間用のビートパルプは、一般的に“ビートファイバー”と呼ばれています。

 

参考記事@:ビートファイバー|農畜産業振興機構
参考記事A:ドッグフードの比較サイト|わんこの暮らし